固定資産税とは、土地や家屋を持っているとかかってくる税金で、持っているあいだ毎年かかってくるのが特徴です。
税金を納める人は、毎年1月1日現在、各市町村に備え付けられた固定資産税台帳にその土地、家屋の所有者として登録されている人です。
昨今は、建築費の高騰等により少し落ち着きを見せたようですが、一時期都心部を中心に、高層マンションの建設ラッシュが続き大変な人気を博しました。
こうしたマンションでは、見晴らしのよさなどから、通常、高層階の住戸の価格が低層住戸の価格より格段に高くなりますが、各住戸にかかる固定資産税については、建物一棟の固定資産税を単純に各専用部分の床面積の応じてあん分して算出することとなっています。
このため、価格の高い高層階の税負担が相対的に低くなることが問題視されていました。
そこで、居住用超高層建築物における、人の居住の用に供する専用部分の固定資産税については、各区分所有者ごとの税額を算出する際に用いる専有面積を、全国における居住用超高層建築物の各階ごとの取得価格の動向を勘案して補正されることとなりました。
2022年04月04日