滋賀県大津市神宮町にある近江神宮をご存知ですか?
滋賀県民の皆様は、ご存知の方も多いと思います。
天智称制6年(667)都を奈良の飛鳥より近江大津宮へ遷され、その後の内外の施策は目覚ましいものがあり、わが国憲法の源をなす「近江令」を制定、学校制度を創始して国民教育の道を開かれ、また戸籍の制定、土地制度の改革、当時最新の科学技術を駆使して産業振興を図られるなど、次々に新時代に向けて政策を推進させられ、政治経済の改革・学芸文化の創造発展に寄与されました。
なかでも漏刻(水時計)をおつくりになり、社会生活の基本である時報をはじめられたことはよく知られています。
境内には、「時計館宝物館」が設けられ、和時計をはじめ各種の古時計などを展示しています。
天智天皇天皇の御製「秋の田のかりほの庵の苔をあらみわが衣手は露にぬれつつ」は小倉百人一首の巻頭歌として国民に親しまれ、歌かるたの祖神としても仰がれています。
近年は、百人一首競技かるたが「ちはやふる」などの漫画やドラマでも取り上げられるなど、ことに正月の名人位クイーン位決定戦はよく知られるところとなってきました。
2022年01月29日