契約解除に関するトラブルとして多いのは、ローンが通らないことです。
家を買う時には、ほとんどの方が住宅ローンを利用します。
しかし、住宅ローンの事前審査を受けずに、勢いで家の売買契約をしてしまう方もおられます。
このような場合は、無事にローンが通れば問題がありませんが、ローン審査に落ちてしまうと支払いができないため、不動産会社とトラブルになることがあるでしょう。
このような問題が起こらないように、住宅ローン審査が通っていない段階での家の売買契約をする時は通常、「ローンが通らなかった場合は売買契約がなかったことになる特約」を付けます。
きちんとした不動産会社に依頼をすれば、多くの場合このローン特約を付けてくれます。
しかし、不動産会社を介さず取引をする場合や、良くない不動産会社に依頼してしまった場合には、ローン特約が付いていなかったり、内容が不十分であったりする恐れがあります。
ローンが通っていない段階で不動産売買契約をする時は、契約書をしっかりと確認しなければなりません。
まずは、ローン特約が付いていること、また特約の内容として、借入予定の銀行や金利などのローンの条件が明確になっていることをチェックしましょう。
ローンの内容が不明確だと、いざ解除しようとした時にトラブルになる恐れがあります。
2021年11月29日