なんとなく「アパート」のほうが「マンション」より安いイメージがあるけど、実際はどこが違うのかな?と、思ったことのある人はいますよね。
日本において集合住宅の代表格と言えば、なんといっても「アパート」と「マンション」でしょう。
しかし、この2つの違いを尋ねられると、正確に答えられる方は意外と少ないと思います。
アパートとマンションにはそもそもどのような違いがあるのでしょうか?
結論から言ってしまうと、アパートとマンションの区分についてはそもそも明確に定められた定義はありません。
管理会社が建物の調査に使用する登記簿謄本にも、建物の構造や階建て、面積などの記載はありますが、アパートやマンションといった区分は記されていないのです。
驚かれる方も多いと思いますが、これはあくまでも呼び方の一つであって、どのような条件の物件をそう呼ぶかは扱う側の都合によるものです。
したがって、不動産登記簿謄本には「鉄筋コンクリート造陸屋根2階建」といった構造に関する記載だけで、アパートやマンションといった区分は記されていないのです。
2021年11月15日