草津市の歴史・観光についてお話します。
草津市には、「草津宿本陣」があります。
草津宿本陣は、滋賀県草津市草津1丁目に位置しています。
草津宿本陣は2軒あり、その内の1つが田中七左衛門家本陣です。
寛永12年(1635年)に設置されましたが、後年火災により焼失し膳所藩主本多家の瓦ヶ浜御殿を移してきました。
現存する本陣建築の中でも最大級で、敷地面積4727㎡、身分が高い人物だけが利用するために建物の格式も高く39部屋を擁する書院造の主屋には式台付きの玄関や庭があり街道沿いには直接人が入れるように表門が設けられていました。
本陣は、参勤交代を行う大名や公家など身分の高い人が宿泊や休息で利用し、草津宿本陣には西国大名や皇女和宮、シーボルト、土方歳三などの名前を見ることができます。
草津宿本陣は、東海道と中山道の交通遺跡の遺構として大変貴重なことから昭和24年(1949年)に国指定遺跡に指定されています。
皆様もよろしければ、一度草津宿本陣をご覧くださいませ。
すばらしい建物ですので、後世に残していきたいですね。
2021年11月09日