不動産取引には、契約の前に必ず物件に関する重要事項の説明をすることが法律で決められている。それを、重要事項説明(以下、重説)といいます。重説は、あくまでも不動産業者が契約前にする義務行為のひとつです。説明を受けたからといって、必ず契約しなければならないわけではない。しかし、契約を結ぶのであればしっかり聞いて分からないことがないようにしておきましょう。重説は、契約後に「言った」「言わなかった」の問題を起こさないためのものです。土地・家・マンション・建物等々、生活の根幹になる不動産のことなので不動産業者には重い責任が伴います。契約前の重要事項説明は、2時間ほどかかります。長時間、分かりにくいお話を聞くことになるので、精神的に少しきついかもしれませんがしっかり聞いてください。そして、不動産業者がお渡しする重要事項説明書はしっかり保管しておいてください。後々、不動産を売却することになったりすると必要になることがあります。
2021年01月20日